通販型は代理店が間に入らないので出し渋りになる?
ネットで見かける通販型の評価に次のようなものがあります。
「代理店型は保険会社と加入者の間に代理店が入って仲介できるが、通販型は直接のやり取りになるので保険金出し渋りの心配がある」
これは果たして根拠のある懸念なのでしょうか。
何を根拠に仲介が無ければ出し渋りになると言えるのでしょうか。
仲介者がいなければ良からぬことが行われるはずだという前提自体が不自然です。
このような指摘があたっているかどうかは事実関係によって確かめるしかありません。
事実はどうなのでしょうか。
2005年から自動車保険の不払い問題がしばらく続きました。
その端緒を作ったのも、特約を中心に不払い案件が圧倒的に多かったのも、金融庁から一部営業停止の処分を受けたのも、すべて代理店型大手各社でした。
この事実関係で、通販型は保険金の出し渋り傾向があるという指摘は根拠の無いものであることがわかります。
出し渋りのことを言うのであればむしろ保険料の高い代理店型の方が心配が大きいということになります。
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自動車保険の保険金不払い事件
2005年2月、金融庁による富士火災海上保険の検査で自動車保険の特約の不適切な不払いが見つかりました。
これが契機となって損保各社で自動車保険等の不当不払いが次々と大量に発覚しました。
通販型各社の事案もゼロではありませんでしたが、不当な不払い事案のほとんどが従来型(代理店型)の自動車保険を販売する大手各社のものでした。
この原因として金融庁の発表では、自由化による競争激化の中で代理店が新契約取り付けに注力するあまり、適切な商品説明・リスク管理を行わず、特約などによる保障内容などを十分に理解しないまま顧客が契約するという点も指摘されています。
自動車保険事業を認可・監督する金融庁が、代理店型の不正不払いに至る要因を指摘しているわけです。
この事実関係により、「通販型は代理店が間に入らないから出し渋りの心配がある」という類のコメントは根拠の無い指摘であることがわかります。
保険会社が違っても等級は引き継がれる
任意保険の見直しで保険会社がそれまでと別になっても等級の引継ぎは心配ありません
自動車の任意保険では保険会社を乗り換える結果になっても、自動車保険の等級は間違いなく引き継がれます。
保険会社が変わっても新規加入時の6等級に逆戻りすることはありません。
等級制度(ノンフリート等級制度)はすべての自動車保険会社が統一的に取り扱いことになっており、一人一人の保険証券の契約番号は保険会社同士で共通のデータとして共有されています。
等級が引き継がれるからこそ各保険会社は自社の自動車保険への切り替えを勧めたり宣伝したりすることができるわけです。
軽自動車の保険の見直しで等級の心配はしなくても良いということです。
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